844 :名無しさん@おーぷん
大学で仲良くなった友人。
その子の家にも呼ばれて、ご家族とも割と仲良くなった。明るくて朗らかなお母さん、親しみやすいお父さんという感じで、その子のお家に招待されるのも楽しみになった。

しばらくして、その数年前まで一家揃って某新興宗教にハマっていたという事実を知らされ衝撃。
偏見かもしれないが、もっと幸薄そうな人がやっているイメージだった。

友人が小学校前位に両親がハマりだし、生活の基盤は全部その宗教だったらしい。
学校生活にもかなり支障があり、友人は嫌だったそうだが親の言う事には逆らえず、教えを実行していたそうだ。
例えば、「給食の○は食べてはいけない」「体育で行進してはいけない」「君が代は絶対歌わない」とか…。(他にも沢山ある)
土日は布教活動。親はあちこち飛び回り、その間子供達は団体の教えの勉強会。
幸いいじめ等はなかったが、変な目で見られるのが辛かったそう。
親がハマってても、子供までハマるわけじゃないんだね。
そういうものだと思って育つと思ってたから、ちょっと意外だった。
友人は「他の友人と同じことが出来ないのが辛くて宗教が嫌になっていた」と言ってたけど。

友人は嫌だったが、親は盲目的に教えを信じ友人に教えを強制。

そこまでどっぷりハマっていたのに、友人の両親が何でその宗教を辞めたかというとお金だった。

続きます
845 :■忍法帖【Lv=1,バラモス,1QR】
続きです

やはりというか、お布施的なシステムがあって。詳しくは分からないのだがマルチみたいに上が儲かり末端が苦しい感じらしい。
苦しくなりたくないなら新規信者を獲得してねみたいな。
(全部友人からの話だから具体的には分からない、ごめんなさい)

布教しても布教しても、そこまで新規は見つかるわけもなく友人一家は常に苦しい状態。
で、友人一家が仲良くしていた別の一家が借金まみれになって大変な事に。
それを見て、友人の両親の目が覚めたらしい。

なかなか脱退できなかったが、友人が高校生の時にやっとその宗教と縁が切れた。
「もう、私の中でお祝いだったよね」と友人は言っていた。
友人の両親は、まだ教えが完全には消えてはいないらしい。
唐突に「コレをアレしたらやっぱりダメよねぇ」(団体の教え)とか言い出し、でもそれは世間一般の考えと違うので友人が「いやいや、それはあの団体の考えでしょ?今は違うんだから」とその度に訂正するそうだ。
それは今でも続いている。

私が「いいね、あなたのお母さんは明るくて朗らかで!お父さんも優しいし」と誉めた所、「いやいや、うちの両親は実はね…」と友人が話してくれた話、
私には衝撃だった。
今は普通そうに見えるご両親が、宗教にどっぷりハマっていた時期があった事・友人がその教えを一応は実行していたものの心までハマっていた訳ではない事、どちらも私には衝撃の話でした。
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