264 :名無しさん@おーぷん
それからさらに少し経ったある日、また幼馴染みがうちに遊びに来た
またもや娘はテンション最高潮だった、マサイ族並みのジャンプで幼馴染みを歓迎してた

幼馴染みもいつも通り娘にハグして嫁似のほっぺたに頬ずりしてた
「可愛いなぁいつも、パパに似なくて良かったねぇ」とか余計なことも言ってた

しばらく三人で人形遊びをして、娘がハンバーグ食べたいと言ったから夕飯に近くの洋食屋へ出かけた
265 :名無しさん@おーぷん
娘は幼馴染みがいる上に大好物のハンバーグを食べるという幸福感からか、ハンバーグを一口食べては幼馴染みに抱きつき、また食べては抱きつきを繰り返していた
俺がお行儀悪いからやめなさいと注意してもなかなかやめない
だけど、幼馴染みがダメでしょ!というと一発で言うことを聞いた
あぁ、やっぱり父親としてまだまだダメなんだなぁと感傷に浸っていたその時、娘がとんでも無いことを言った

「お母さんごめんなさい」
266 :名無しさん@おーぷん
その場の空気が一瞬止まった、言われた幼馴染みは驚いて何も返事が出来ない状態だった

「幼馴染みおねぇちゃんはお母さんじゃないの?」

「違うよ、幼馴染みおねぇちゃんはママじゃないんだ、娘ちゃんのママはお空に行ったんだよ?」

娘が続けて喋る、俺は娘が私のママはどこにいったのと聞かれた時の言葉で返す

「知ってるよ、ママはお空に行ったんだよね」

「そうだよ、だからね…」

「ママとお母さんは違うんじゃないの?」

「えっと、それはね…」
267 :名無しさん@おーぷん
俺が答えに窮しているとさっきまで動かなくなっていた幼馴染みが急に笑い出した

「そうか、ママとお母さんは違うのか!面白いな娘ちゃんは!」

幼馴染みの急激なテンションの上がり具合に今度は俺と娘が驚いて黙ってしまった
とてもじゃないけど、冗談も返せなかった
268 :名無しさん@おーぷん
洋食屋からの帰り道、熟睡状態の娘をおぶり三人で歩いている時、幼馴染みがふとさっきの話に戻った

「ねぇ?」

「ん?」

「面白いよね、ママとお母さんは違うって」

「なんとも子供ならではの発想だよな」

「でもあれでなんか吹っ切れた、あんたさ、私にこの前あの子のママになってって言ったよね」

「うん言ったね」
269 :名無しさん@おーぷん
「私あの時も言ったけどママにはなれない、嫁ちゃんには絶対になれないの」

「わかってるよ」

「でもね、私お母さんにだったらなりたいかな」

「本気で言ってんのかよ?」

「本気も本気よ、30超えた女こんな事冗談で言えないって…どう、嬉しい?」

「お、おう…嬉しい」

「ならさ、聞かせてよ」

「あんたは私の事、女として好き?」
270 :名無しさん@おーぷん
「私はあんたのこと5歳からずーっと好きだった、でも素直に言えなかった」

「お前彼氏いたろうがよ」

「この歳で男性経験無い方が異常でしょ?」

「まぁそうだけどさ」

「あんたのこと好きだったのに、素直になれないし、そうこうしてるとあんたちょくちょく彼女作っちゃうし、そりゃこっちだって作りますよ」
271 :名無しさん@おーぷん
「嫁ちゃんとあんたが結婚した時、正直悔しかった、でも嫁ちゃんのことも大好きだったから心の底から二人に幸せになって欲しかった」

「私が娘ちゃんを可愛がるのはこの子が可愛いってからだけじゃないの、娘ちゃんが私が好きだった嫁ちゃんとずっと好きだったあんたの子供だから」

「もしあんたが私を女として好きじゃなければ、無理にはしないほうがいい、このままの関係でも充分だもん」

「でも嫁ちゃんと娘ちゃんの次でも良い、私の事も好きになってくれるなら」

「私を娘ちゃんのお母さんにしてください」

「おう」

「おうってなによ」

「いや、好きです」

「俺と結婚して、家族になってください」

「たまには素直な言い方も出来るじゃん」
272 :名無しさん@おーぷん
唐突な話だった、でも迷いはなかった
嫁に続き2回目のプロポーズ
街灯の明かりぐらいしかなひっそりとした近所の見慣れた道だった

嫁への気持ちは変わらないが、一方で確かに幼馴染みに好意を持っていたし、幼馴染みなら娘を本気で愛してくれると思ったから

ふと気づくといつの間にかおぶっていた娘が起きていた
寝ぼけているようだったが、「お姉ちゃんがお母さんになってくれるってさ」と話すと嫁似のほっぺたを両手で挟んではにかんで、また眠ってしまった
273 :名無しさん@おーぷん
翌日、互いの両親に挨拶に行った

幼馴染みの両親は意外な迄にあっさりと受け入れてくれた

うちの方は母ちゃんが「大変な思いをするかもしれないけど、大丈夫?」とか聞いてたが、幼馴染みの「はい」の一言に納得した様子だった
親父は「息子と孫娘を宜しくお願いします」って言いながら頭を下げていた
さて俺にはもう一つ話をしなければならない家族がいた
嫁の家族だ

電話をかけると、お母さんはとても喜んでくれた、あなたが選んだ人なら間違いないむしろ今までありがとうとまで言ってくれた
274 :名無しさん@おーぷん
そして日曜日、俺は娘と幼馴染みと三人で嫁さんの墓参りに行ってきて
手を合わせたきた
娘は小さな手を合わせながら嫁に一生懸命語りかけていた
幼馴染みも手を合わせてただずっと目を瞑っていた
275 :名無しさん@おーぷん
月曜日から金曜日まで、幼馴染みと娘の2人で嫁さんの実家に行ってる
幼馴染み曰く、嫁ちゃんの育ったところを見たいんだと
嫁さんのお母さんの厚意で二人とも家に泊めてくれる事になった、俺は仕事があるから行けなかったけど、毎晩娘から電話がかかってくる
久々に田舎のおばあちゃんに会えて嬉しいんだと思う
276 :名無しさん@おーぷん
これで終わり、聞いてくれてありがとう
277 :名無しさん@おーぷん
全米が泣いた
278 :名無しさん@おーぷん
イイハナシダナー
279 :名無しさん@おーぷん
おつ
281 :名無しさん@おーぷん
>>276
幸せになるんだよ

涙がとまらんよ
283 :名無しさん@おーぷん
おつ
幼馴染に子供出来たらどう変化するんだろうな
やっぱり自分の子供は欲しいだろうし
284 :名無しさん@おーぷん
>>281
ありがとう、今でも十分すぎるくらい幸せなんだけどね

>>283
何度かその話したんだが、幼なじみは作る気ないの一点張り
その辺りは今後も話していくよ
285 :名無しさん@おーぷん
>>284
作る気ないって言ってるのか
となると夜の方はもっぱら近藤さん使用?
286 :名無しさん@おーぷん
>>285
まぁ正直そうだね
287 :名無しさん@おーぷん
>>286
となると、娘が「弟か妹が欲しい」と言い出すまではなし、か
幼馴染には兄弟いるんだっけ?
288 :名無しさん@おーぷん
>>284
なんかその幼馴染は
自分の子供が出来ても大丈夫な気がするなぁ
289 :名無しさん@おーぷん
>>287
幼なじみは一人っ子だよ

>>288
うん俺もそう思うよ
290 :名無しさん@おーぷん
>>289
いい女二人に恵まれて
>>1は幸せすぎるぞww
291 :名無しさん@おーぷん
>>290
おっしゃるとおり
292 :名無しさん@おーぷん
本当大変だろうなぁ
家族で支えあって頑張れ
293 :名無しさん@おーぷん
>>289
一人っ子なら尚更子供作るべきだと思うなー
294 :名無しさん@おーぷん
平等に愛せるか、とか
出産にはリスクも伴う
難しいよな
295 :名無しさん@おーぷん
>>293
俺もそう思うんだがな
>>294
彼女なら平等に愛してくれると思う
297 :名無しさん@おーぷん
>>291
くっそ サラりとww
嫁さんによろしくな
298 :名無しさん@おーぷん
お前が幼馴染の子供欲しいって強く言わなきゃダメだろ

娘のためにも嫁ちゃんのためにも、幼馴染みちゃんのためにも、男だろ!
299 :名無しさん@おーぷん
>>297
ありがとう
>>298
そうだな、帰ってきたら言ってみるよ
302 :名無しさん@おーぷん
タヒ別だから娘さんも「ママとお母さんは別」と考える事が出来たのかもな
お幸せに
303 :名無しさん@おーぷん
ひさびさ胸に来た

てか、親父に殴られるまで三十路越えの嫁入り前の女を託児に使ってたのか…親父に感謝だな

お幸せにな
306 :名無しさん@おーぷん
良い話だった、多分>>1も色々と考えるとこあったんだろうけど結果的に幸せになれて良かったな
315 :名無しさん@おーぷん
その後幼馴染ちゃんとは話できたのか?
318 :名無しさん@おーぷん
色々とありがとう、幼なじみと話し合ったけど結局子供は作る気ないの一点張りだった
彼女だったら子供が生まれたとしても娘を愛してくれると思うんだけど、彼女の思うところもあるだろうし
319 :名無しさん@おーぷん
娘が「弟か妹が欲しい」と言い出したら或いはって所か
320 :名無しさん@おーぷん
>>1じゃないか、感動したぞ
幼馴染み大切にしたれや
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