私も東京駅で体験したことの一部始終をお知らせします。
長いので分けます。

東京に住む友人を誘い、有楽町のファミリーレストランで一夜を明かして、
午前5時頃購入希望者の列に到着しました。
既に長蛇の列ができていましたが、「最後尾は北口前です。」
という係りの方の指示に従い北口前の最後尾に友人と二人で立ちました。
まだ暗い中でしたがその後電車の到着の度人数は増え、
あっという間に列の後方はどこまで達しているのかわからない程になりました。

私達の後ろに並んでいらっしゃった外国人女性に、この列は京葉線に乗る列ですかと尋ねられたので、
これは電車に乗る列ではなく乗り換えはそこの北口ですと話し、女性は列を離脱されました。
私達の後方エレベーターの辺りで、「5000人に達したためこれから並ばれても購入できません」との案内がされていました。
それなら私達のいる付近までは購入できるかもしれないねと話していました。

それでも人数は増え、どのように列が形成されたのか全貌はわかりませんでしたが、
北口前に並ぶ私達の右隣に最後尾の方が並んでおられました。
タクシー乗り場を埋めてしまっており、運転手の方が怒っておいででした。
その方々は、もしかしたらの希望にかけて並んでいらっしゃるのだろうと思っていました。
その横を、緑のロープを持った女性職員の方々が、中央口方向に歩いて行かれたので、列の仕切りを作っていただけるのだろうと思っていました。
しかしいっこうに仕切りができることはなく、特に常時係りの方が整理をしてくださるということもありませんでした。
最後尾はさらに南口方面に伸び、何重にも列が形成されていました。
7時を過ぎた頃に、時間を早めて販売が開始されたという情報をネットで見て
自分たちに順番が回ってくるまで後何時間かかるだろうかと話し合っていました。

数台の警察車両も見えていました。販売が開始されたとはいっても、私達のいる辺りには全く動きがありませんでした。
最前列は見えないため、購入の直前では列が整えられ、一人一人並び直しているために動かないのだろうと考えて、一時もその場を離れることもできずに4時間以上並び続けました。
やがて9時半頃に列が少し進み始め、40分頃に一気に前方が走り始めたので、急いでついて行こうとしました。
すると突然右隣にできていた列、つまり随分と後方のはずの方々が私達の列に乱入し始めました。
私達1列目の人間は、なぜこの人達が合流してくるのか、なぜそれを規制してくださらないのか、大変困惑しながら、結局かなり後方に並んでいた方々とごちゃ混ぜになってしまいました。
口々にどういうことなのかと話し合いながらも、別段罵り合うこともなく、甚だしく不条理に感じながら、それでも随分静かに、すし詰め状態で、お互いのパートナーと離れ離れにならないよう必タヒになりながらジリジリと前に進んでいました。

誰からともなく、｢中止？｣という噂が流れていましたが、まだ皆並んでいました。
しばらく進んだ中央口の辺りで突然、販売中止のアナウンスがなされました。
どちらの方向が前方で、どちらが横方向なのかもわからない状態で、少し離れたところから大きな声がしていました。
完売した為購入できないのか、
残部はあるが何らかの理由で販売が停止されたのか、
全く状況がつかめない状態で、自分がいる場所が、まだ列の中なのか群衆の中なのかわからず、大きな段差を超えて植え込みの上を辿り、中央口のホール内に入って行きました。途中、
ロープの向こう側にいれば買える、ここまででストップです
というようなことを話されている職員の方とロープの向こうにいる大勢の人をみましたが、その方々がどうやってそのロープの向こう側にたどり着けたのかも、
それが最前列なのかどうかも、何もかも全く把握できませんでした。
またロープの向こうにいる人は、本当に始発で来た人なんですか？
本当にきちんとわかっているんですか？
と尋ねる男性がいて、駅員の男性が困惑されているようでした。

何にしても販売中止になってしまったのだから仕方ないと友人と相談し、とりあえず体を温めようということになりました。
以前に行ったことがあった八重洲口の地下飲食店街に行こうということになりました。
ただ、ホール内は人が溢れかえっていて錯綜しており、どのようにしてその場を離れたらいいのかもわからなかった為、1度外に出て、地下に繋がっていそうな階段を探しました。
今だ多くの方が並んでおられた丸ビル地下連絡通路の最上段で、ロープを持ち規制をされている駅員の方に、
「八重洲口地下通路にはどうやって行けばいいですか？」
と尋ねました。
駅員の方は、あそこにある階段を使うのがいいのだが、今は人が多くて使えない為この丸ビル地下連絡階段を降り、右に進むように
とお教えくださいました。
私達は言われた通りに八重洲口に向かいましたが、その間構内では繰り返し
「記念Suicaは販売中止となりました。今後も販売することはありません。」
とアナウンスがなられていました。それでは諦めるしかないと思い、八重洲口地下の飲食店で食事をしておりましたが、隣の席の方がインターネットを見て、今後別途販売するらしいと話しているのを聞き、再販の可能性を知りました。
飲食店を出ると、今度は
「記念Suicaは販売中止となりましたが、今後皆様に公平にご購入いただけるように検討し、販売したいと思います。」
というアナウンスが流れていました。

すし詰め状態になった時は、怪我人が出そうで危険だと思いました。
ただ、まじめに並んでいたのにどうしてそうなったのだろうと、とても不可解でした。
私は別に転売などしたくもないので、たくさん売ってくださるなら、
買える可能性が増えていいのですが、別に暴れたりはしなくても、
だったら最初からそうしてくれればよかったのに、
あの寒い中何時間も並んだのは何だったんだ、
という怒りはわきます。

なれていないので、変なとこで切れていたり、読みづらかったらすみません。
以上が私の体験した衝撃の大混乱の顛末です。

お疲れさまでした
今のところ怪我人の話は出ていませんが、
後日風邪やらインフルエンザやらにかかる人は多そうですね
朝から並んだかたたちはお疲れの出ませんように